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平成22年度入選作品紹介

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カーレース スクリーンキーボードエディタ Vis-LiTer
KNOWALL LIBRARY 2.0 TreisPyles FAL(深谷エアライン)システム
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経済産業省商務情報政策局長賞 KNOWALL LIBRARY 2.0

米山 哲平

米山 哲平

京都コンピュータ学院 2回生

KNOWALL LIBRARY 2.0
作品概要
昨今の3Dプログラムはハードウェアと3D技術の大幅な発展があり、表現の幅が広がり、さらに多くの文献とAPI等が提供され、初心者でも以前より高いレベルに簡単に手が出せるようになりました。その一方で更に先のレベルのプログラムはさらに複雑化し手が出せません。そのため、一歩先を進んだ技術を簡単に使用できるようにまとめたのが、このKNOWALL LIBRARYです。このライブラリは非常に綺麗な光の演出を可能にするほか、オリジナルの物理演算エンジンを標準で搭載し、そのほか開発効率を上げる様々な関数が用意されています。
制作目的 / テーマ 自分は将来、自由度が高く美しい幻想的な3Dのゲームを作りたいと考えています。しかしそのためには高度な三次元グラフィックスや幾何学や物理を理解・取得する必要があり、その学習のためという事と、さらに実際にそのゲームで使用するためにこのライブラリの作成を始めました。
自分がほしい機能を全て知っていてほしいという思いからKNOW ALLという名前をつけ、それをテーマとし、多くの機能を実装しました。
作品のアピールポイント このライブラリには三次元グラフィックス、線形代数、幾何学、剛体物理等多くの知識・技術が集約されています。グラフィックはHLSL(シェーダ)を使用し、オブジェクトの質感の表現や、とても幻想的な光の演出を可能にします。さらに物理演算エンジンが標準で実装されており、リアリティーと自由度を簡単に引き出す事が出来ます。このライブラリを使用することで、プログラムの表現の幅だけでなく開発効率も飛躍的に向上させます。
プログラミング上で工夫した点 プログラムは機能ごとに部品化し、さらに結合度を出来るだけ下げるように注意し、保守拡張が行いやすいように気をつけました。また各メソッドの機能や意味、またコードの処理内容を一目で分かる様に、出来るだけコメントを付けました。物理演算は扱いやすさを重視し、挙動も出来るだけ安定するように検証・実験を繰り返しました。グラフィックは綺麗な光の演出などの設定を非常に簡単に管理・設定が出来るように注意しました。
開発言語 / ツール C# 3.0
High Level Shading Language
Microsoft Visual Studio 2008
Microsoft XNA Game Studio 3.1
応募したきっかけ 今年が参加できる最後の年であったことと、プログラムがある程度の形になったため。
プログラミング歴 5年
どうやって勉強したか 多くは独学でインターネットの文献や、専門書を買い、サンプルコードなどを解読しながら学習した。
文部科学省様が企画してくださったICTスクールで最先端の技術を学習した。
入賞した感想 過去の入選作品を見てみると3D作品はまったく無かったので、どう評価されるか不安でした。しかし今回入賞し、今まで頑張ってきた事が報われたので、非常に嬉しいです。何より、自分の技術力の自信にも繋がりました。
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