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詳細はこちらよりご覧ください |
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経済産業省商務情報政策局長賞を受賞された制作者とその関係者の方に受賞の経緯やその後についてお話をお伺いしました。 |
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受賞作品:Source Walker
作品概要:
Source Walker(ソース ウォーカー)は、高校・大学などでのプログラミング演習の授業に特化した授業支援システムです。
自分が履修している授業で課題が出たら、Webブラウザからプログラムのソースコードをアップロードして課題を提出します。すると、Webアプリケーショ
ンサーバー側でそのアップロードされたソースコードが自動的にコンパイルされ、生徒のブラウザにほぼリアルタイムでプログラムの実行結果と課題の合否が表示されます。
その他にも学生が提出してきたコードがいわゆるコピペされていないかを確認する手助けをしてくれるなど先生の負担が減る機能も搭載しています。
学生、先生にとってプログラミング演習に最適な授業支援システムです。
作品の詳細はコチラ |
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― 受賞した感想をお聞かせ下さい。 |
・惜しくも大臣賞を逃してしまいましたが、このような賞をいただくことができてとても嬉しいです。(坂本さん)
・大学生になるとこういった賞を受ける機会はめっきり無くなってくるので良い経験になったと思います。(木村さん)
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― 受賞したことを最初に誰に伝えましたか? |
・親に伝えました。(坂本さん)
・親に伝える前にU-20プロコンのWebサイト経由で知られていました。(笑) なので特に誰かへは受賞を報告しませんでした。(木村さん)
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― 受賞後、周りの反応や何か変わったことはありましたか?また自分自身の中で変わったことはありましたか? |
・今回入選されたソフトウェアはどれも優れたものばかりで自分のモチベーション向上につながりました。(坂本さん)
・僕の周りでは意外にも大学の広報誌経由で受賞を知っていた人が多かったです。僕自身は特に変わりなくいつも通りの生活を過ごしています。(木村さん)
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― プログラミングはいつから始めましたか?またどんなきっかけで興味をもたれましたか? |
・初めてプログラムに触れたのは中学2年生の頃からですが、本格的に始めたのは高校に入学してからです。きっかけは更にコンピュータの技術を向上させたいと思ったからです。(坂本さん)
・初めは小学4年生の時からでした。「自作ホームページ」が流行った時期です。個人のWebサイトでJavaScriptが使われているのを見てどのような方法で作られたのか調べたことがきっかけです。(木村さん)
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― プログラミングをしたいと思って最初にしたことはどんなことでしたか? |
・確か電卓を自分で作りました。(坂本さん)
・Webブラウザのステータスバーに文字を流しました。(木村さん)
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― 2人で制作しようと思ったのはどんなことがきっかけでしたか? |
以前に木村君とWebアプリケーションの開発経験があり、U-20プログラミングコンテストに出場できる最後の年でしたので、私が話を持ちかけたのがきっかけです。(坂本さん) |
― 以前にもお二人で作品を作ったことがあるのですね。今回で何度目ですか?前回はどのような作品を作ったのですか? |
2回目です。前回はTwitterを利用したWebアプリケーションを開発しました。(坂本さん) |
― ひとりで制作するのと、2人で制作するのとではどんな違いがありましたか?苦労した点や良かった点など、教えてください。 |
苦労した点は、実装する機能をどう分担するのかなどで、良かった点はやはり開発スピードが上がった点です。(坂本さん) |
― 構想から完成までたったの5日という短期間での開発でしたが、短期間で開発するための工夫やコツみたいなものはあるのでしょうか? |
コミュニケーションツールを使って遠隔で開発をすることもできますが、あえて直接会って進捗などを随時口頭で伝えながら開発しました。それと、SourceWalkerは先生用の管理画面が企画の段階から必要だとわかっていたので、管理画面が使いやすく、標準で搭載されているDjangoというフレームワークを採用して開発を効率化しました。(坂本さん) |
― 普段プログラミングをしていないときはどんなことに興味をもっていますか?どんなことを大学で勉強したりしていますか? |
・基本インターネットが大好きなのでインターネットを利用したもの全般に興味をもってます。大学ではコンピュータネットワークを主に勉強しています。(坂本さん)
・最近はOpenStreetMapで地図ばっかり描いています。大学では数学・物理やプログラミングの科目を受けています。(木村さん)
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― 作品制作をするにあたって作品のアイディアやヒントをどのようなところから得ていますか? |
・今回の作品は大学の授業支援システムがもっと使いやすくならないかなー、というところからきてます。普段個人でWebサービスやスマートフォンアプリを開発する時は、日常生活のふとした瞬間からアイデアを得ていますね。(坂本さん)
・今回の作品に関しては、今まで学校で受けてきたプログラミングの授業というのがソースコードの目視による採点だったり挙げ句には紙に印刷して提出という状況だったので(コンピュータを扱う授業なのに!)、どうにかしたいという強い思いがあって制作したものでした。普段もこんな具合で面倒な事を切り抜ける手段としてプログラムを書き始めることが多いです。(木村さん)
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― 坂本さんはインターンの経験があるそうですが、どのようなこと、経験をしていたのでしょうか?それによって何か今に活かされていること、今回の作品作りに影響などありましたか? |
インターンではWebサービスの開発に携わっており、実装からテストまでをさせていただいています。開発手法や、企画、ユーザテストなど個人ではなかなか経験できない事を学べたので個人で作っているサービスにもそれらの経験を活かしています。中でも企画の大切さを良く知りました。(坂本さん) |
― U-20プロコンに参加してみていかがでしたか? |
・とても実績のある審査員の方々に自分たちのつくったソフトウェアが評価され、アドバイスなども頂けたのでとてもいい経験になりました。(坂本さん)
・普段はWebアプリのような目立つ成果物を作る機会がない(面倒くさくて自分だけではやりたがらない)ので良い機会になったと思います。あと、今回は同じ会場にいた母校の情報処理部の顧問の先生に内緒で応募したので、当日、先生の驚く顔が見られてとても満足でした。(木村さん)
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― すごく落ち着いた印象のお二人でしたが、どんな気持ちで臨みましたか?心境や感想をお聞かせください。 |
プレゼンテーションは高校の時から勉強会で発表したり、他のプログラミングコンテストで発表したりしていましたのであまり緊張はしないだろうと思っていたのですが、審査員の方々を前にするとやはり緊張しましたね(笑)(坂本さん) |
― 今回U-20に参加できる最後の年でしたが、お二人にとってコンテストとはどんなものですか? |
・自分の実力を図れるいい機会だと思っています。(坂本さん)
・いくつものチームの作品や制作に対する考え方や思いなどを感じ取れる数少ない場だと思います。(木村さん)
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― 今後の目標、またこれからどのようなものをつくっていきたいですか? |
・「このサービスがあったおかげでこうなった」など、少しでも世の中を変えられるようなサービスを作っていきたいです。(坂本さん)
・今後も今まで通り気ままに気まぐれにプログラムを書いていくと思います。趣味ですから。(木村さん)
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― 今後お二人のようにプログラミングがしたいと思っている方々や
コンテストへ参加しようとしてる方々、U-20へメッセージをお願いします。 |
・モノづくりはとても楽しいことです。プログラミングはコンピュータと開発環境があれば他のモノづくりに比べお金はそんなにかからないので気軽に始めるといいと思います。それと、コンテストは自分の実力を図るとても良い機会ですのでどんどん応募するといいと思います。最後にU-20プロコンの審査員の方々、事務局の方々ありがとうございました。(坂本さん)
・坂本君のコメントで一切合切持ってかれてしまったー! (笑)最近はとても良くできたソフトウェアがオープンソースで世の中に公開されています。自分たちで全く新しい作品を作るのももちろん良いことですが、こういった既存のソフトウェアを改造するために他人の書いたソースコードを読んで仕組みを理解し、手を加えるべき場所を探し出すのもとても良い勉強になります。そのソフトウェアの作者と直接コミュニケーションを取ることで学べることも沢山あります。珍しがって貰えるのは学生までなので、こういったことに対しては積極的に行動した方が得だと思います。(笑)(木村さん)
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