COMMITTEE MEMBERS' COMMENTS

委員コメント

実行委員長 サイボウズ株式会社 代表取締役社長 青野 慶久
実行委員長 青野 慶久 サイボウズ株式会社 代表取締役社長
44回目のU-22プログラミング・コンテストも盛大に開催することができました。開催を支援してくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。実行委員、審査員、事務局のみなさま、協賛いただいた企業のみなさまに、心より感謝申し上げます。
そして、夏休みを削ってプログラミングに打ち込み、応募してくれた若者のみなさまにも、心から感謝を伝えたいと思います。みなさんの情熱と才能は、私たちの心を強く動かし、未来を感じさせてくれました。これからもその情熱を忘れず、更なる高みを目指してください。
今年は、流行りの生成AIをうまく活用した新手の作品も多く、例年にはない新鮮さを感じるコンテストとなりました。若者のみなさんが新しい発想で作品作りに打ち込めるこの場を、これからも大切にしていきましょう。これからもご支援のほど、よろしくお願いいたします!
さくらインターネット株式会社 代表取締役社長 田中 邦裕
田中 邦裕 さくらインターネット株式会社 代表取締役社長
この度は、U-22プログラミング・コンテストにご参加いただき、そして素晴らしい才能を見せてくれた皆さんに、心から感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。
私たちの世界はデジタル化が進んでおり、プログラミングはその中心にあります。皆さんのような若い才能が、これからの社会や産業を形作り、新たな価値を生み出す原動力となることを期待しています。プログラミングを通じて、皆さんがこれからも新しいアイデアを実現し、社会の課題に立ち向かっていくことを心から応援しています。
株式会社オービックビジネスコンサルタント 代表取締役社長 和田 成史
和田 成史 株式会社オービックビジネスコンサルタント 代表取締役社長
今年も、個々の技術追求からチームでの協力まで、多種多様な素晴らしい作品が応募されました。最終審査に残った優秀作品はもちろん、審査を通過できなかった作品も含め、すべての参加者がプログラミングという手段を通じて、創造の喜びとソフトウェアの無限の可能性を体験できたことと思います。
現代社会はデジタル化が進み、モノづくりはソフトウェア中心に移行し、クラウドやAIの登場により、世界は劇的な変化を遂げています。プログラミングは、アイデアを具現化し、社会の課題を解決するための重要な手段となっています。U-22プログラミング・コンテストの参加者の方々が、モノづくりを通じて新たな価値を創出し、社会に貢献し活躍してくれることを期待しています。
株式会社オープンストリームホールディングス 代表取締役社長 株式会社オープンストリーム 取締役 ニュートラル株式会社 取締役 代表取締役社長 吉原 和彦
吉原 和彦 株式会社オープンストリームホールディングス 代表取締役社長
株式会社オープンストリーム 取締役
ニュートラル株式会社 取締役
今年もU22の可能性と熱量を感じる、素晴らしいイベントとなりました。参加された皆様、本当にお疲れ様でした。今年は、特に「小学生のレベルの急激な上昇」と「作品へのAI積極活用」が印象的でした。最終選考に残った方々の将来が楽しみであり、そして、次回以降もどんな方々が、素晴らしい作品を持って現れるのか、ワクワクせずにはいられません。探求心、突破力をもった皆さんのチャレンジを今後も応援したいと思います。
木暮 圭一
木暮 圭一 KDDIアジャイル開発センター株式会社 代表取締役社長
様々な年齢層から、幅広いテーマで参加があり、すべての作品が素晴らしいものでした。初参加ですがレベルの高さに圧倒されました。その中で今回感じたことは、技術力に加えたプレゼン能力の重要さです。いかに素晴らしいものでも、技術性やビジネス価値/可能性をわかりやすく訴求できなければ評価されないことはしょうがないことです。特に今回はゲーム系が低い評価となりました。全チーム同じ条件ではありますが、短いプレゼン時間では限界はあるため、プレゼンと技術評価をもっと明確に分けるなど、評価方法の工夫があると良いなと思いました。
SOMPOシステムズ株式会社 会長 立教大学大学院 人工知能科学研究科 客員教授 浦川 伸一
浦川 伸一 SOMPOシステムズ株式会社 会長
立教大学大学院 人工知能科学研究科 客員教授
今年もリアル開催が実現し、臨場感ある審査が執り行われたことを嬉しく思います。やはり、この催しはリアルが一番だと改めて感じました。
今年も委員として参加させていただきましたが、今年度はここ数年のなかでも、とりわけレベルの高い作品が多かった気がしました。
若い世代の皆さんの熱い思いとともに、これまで以上の独創性や、今年の一大トレンドとなった生成AIへのチャレンジなど、非常に価値ある作品ばかりでした。
改めて、将来の日本を背負う若き技術者の高い志と熱意に触れ、本年も非常に感動しました。
是非、今後もスキルを磨き続け、成長し続けていって欲しいと思います。
当社が、U-22プログラミング・コンテストに、スポンサーとして参画するのは今年で5回目ですが、これからの日本は若い皆さんがリードしていくということを実感し、ご支援していくことが本当に意義深いことだと考えております。
日本事務器株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 田中 啓一
田中 啓一 日本事務器株式会社 代表取締役社長 兼 CEO
今回もクリエイティブな作品ばかりで、かつ、そのプレゼンもすばらしく、作品への思い入れの強さも感じられ、大変楽しませていただいた、と同時に、普段使わない脳をたっぷり使わせていただきました。
やりたいことを実現するために、高度な学問に着手したという話があったり、逆に、 勉強したい分野があって、それがきっかけで今回の作品になった、というような話もあり、なるほどな、と関心しました。
好奇心と行動が常にセットなんですね。
昨年同様、今回参加のみなさんがコラボしたら、どんなことが起きるんだろう、と、また、妄想してしまいました。
もう、来年が待ち遠しいです。
ペンクレアシュ ヨアン
代理委員 ペンクレアシュ ヨアン 株式会社フォーラムエイト
今年のU22プログラミングコンテストでは、多くの作品でプロフェッショナルプログラマーが日々考えなければならない要素が見受けられました。
また、情熱と信念を持った小学生たちのすばらしい成果発表があり、才能ある若いプログラマーが多く存在することを再認識できてよかったです。
今回のフォーラムエイト賞は、文化祭に特化した入退場管理システムを選びました。確実に運用しなければならないというプレッシャーの中、責任感を持ってユーザーニーズに応える開発をしたところを高く評価しました。
東京大学 名誉教授 近山 隆
審査委員長 近山 隆 東京大学 名誉教授
今年も数多くの作品をご応募いただき、応募作品のますますの充実ぶりには驚かされております。今年も参加者ご自身に審査会場にお越しいただいて、作品の解説と質疑に応答していただくことを通して、作品内容への理解を深めるとともに、作品に込めた熱意がよく伝わりました。また、若年のみなさんについても、作品が立派なものであるだけでなく、堂々としたご発表や受け答えをしていただき、受賞につながりました。審査委員長としては、広い分野にわたる容易には優劣つけがたい作品の中からの各賞の選出について、議論百出する中でのとりまとめの苦労を覚悟していたのですが、今年度については審査に当たった委員の皆様がほぼ一致して推挙する作品があり、スムースに受賞作を選ぶことができました。ではありますが、全体としてのレベルアップの結果、最終審査に進んだすべての作品はもちろんのこと、最終審査への進出を逃した中にも立派な作品が少なくありませんでした。今年は生成系などのAIがブームを呼んでおり、ある程度までのプログラミングもさせられるようになった中、AIがどのように利用されるのかにも注目していましたが、過度に依存するような作品は見当たらず、ツールとして適切に用いたものが見られたのは収穫でした。これからも、AIに任せられるところは任せ、プログラマーはより高次の設計に集中することで、さらに高いレベルの作品が見られるようになることが期待できそうです。今後情報通信技術が社会基盤としての重要性を増していくことは言うまでもありません。ご自身がソフトウェア開発にあたらなくとも、ソフトウェアに何ができるのか、逆に何は容易でないのかを知ることは、今後の社会を設計していく上での適切な意思決定に必要不可欠な能力となっていくことでしょう。また、ツールなどの充実を通してプログラミング自体の楽しさも増していくのではないでしょうか。本コンテストの対象となる年代のみなさんにも、こうしたコンテストを通じてプログラミングを楽しみながら、社会のニーズに適切に応えられる人材となっていくことを期待しています。
慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授CANVAS 代表B Lab 所長 石戸 奈々子
石戸 奈々子 慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授
CANVAS 代表
B Lab 所長
野球の大谷翔平さん、将棋の藤井聡太さん。同じ人間とは思えない非凡な若き才能が世界で躍動していますが、このプログラミングの世界にも新人類が誕生している!そう確信する審査会でした。
U22プログラミング大会には繰り返し挑戦し続けている方々がいます。本年度のグランプリ受賞者もまさにそうです。驚くべきは、彼ら彼女らが会う度にそのエネルギーを増幅し続けていることです。今回の受賞者に共通するのは、夢中、情熱、探求を超えて「執念」と思えるレベルまで突き詰めていることです。執念が切り開く新たな世界を見せてもらいました。
ぜひ日本を、世界を変えてください!期待しています。
さくらインターネット株式会社 技術推進統括担当 執行役員 兼 CIO 兼 CISO 江草 陽太
江草 陽太 さくらインターネット株式会社 技術推進統括担当 執行役員 兼 CIO 兼 CISO
最終審査に進まれた皆さん、受賞者の皆さん、おめでとうございます。
今回もエンターテインメント性のあるものから社会課題に向き合うものまで、幅広い作品に出会うことができました。
一次審査から最終審査までの短い期間において、どの作品もブラッシュアップされており、クオリティが格段に上がっていたことを嬉しく思いました。
世の中の動きや課題に敏感になること、より良くしたいという気持ちを持つことがプログラミングの第一歩です。
様々なスキルを身につけながらこれからも素晴らしい作品を世に送り出し、たくさんの経験につながっていくことを楽しみにしています!
早稲田大学 名誉教授 東京通信大学 名誉教授 筧 捷彦
筧 捷彦 早稲田大学 名誉教授
東京通信大学 名誉教授
今年も大いに盛り上がりました。たくさんの素晴らしい作品が寄せられました。 中でも、すでに賞を取ったことのある個人が、更に切磋琢磨してついに大臣賞(総合)を勝ち取ったのが印象に残ります。その力を更に伸ばして世界中を唸らせる結果を生み出してくれることを期待しています。
また、二人の小学生も大臣賞を受賞しました。何年か後にまた素晴らしい作品を持って表彰台に登ってくれるのを夢見ています。
来年のU-22にはどんな作品が現れるでしょうか。今から楽しみです。
サイボウズ株式会社 開発本部 風穴 江
風穴 江 サイボウズ株式会社 開発本部
今年の審査に臨む前、懸念していたことがありました。誰でも「使える」レベルのAIが登場したことで、プログラミングコンテストの作品が没個性的になるのではないか、あるいは、そもそもコンテストとしての評価が難しくなるのではないか──。それはまったくの杞憂でした。
実際にAIを利用した作品が複数ありましたが、いずれも自らのアイデアを高いレベルで実現する目的で巧みに活用されていました。没個性的になるどころか、例年に比しても、非常にレベルの高い作品が多かった印象です。審査員として、良い意味で期待を裏切られた、実りの多いコンテストだったと思います。作品応募という形でチャレンジしてくださったすべての方々に、心より敬意を表します。ありがとうございました。
最後に、サイボウズ賞について。サイボウズが大事にしている考え方のひとつに「飽くなき探求」というのがあります。今年のサイボウズ賞「AI4コマメーカー」は、まさにそれを体現した作品でした。着想がユニークなだけに留まらず、4コマ漫画の面白さを探求し、比類なき作品へと作り上げた努力と飽くなき探求心に、大きな将来性を感じました。おめでとうございます!
ピー・シー・エー株式会社 開発本部 会計プロダクト部 会計チーム シニアプロジェクトマネージャー 加嶋 えみ
加嶋 えみ ピー・シー・エー株式会社 開発本部 会計プロダクト部 会計チーム シニアプロジェクトマネージャー
応募されたみなさま、会場やオンラインでご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
最終審査会は、昨年に引き続きリアル会場での開催となり、制作者本人による熱意のこもったプレゼンテーションに圧倒されました。AIを上手に組み込んだ作品も複数あり、若い世代の柔軟な発想に驚きつつも頼もしく感じた時間でした。
これからもプログラミングを通して、自分のやりたいことを楽しみながら実現しつづけてください。応援しています。
株式会社ピーエスシー 取締役 ビジネスアプリケーション事業部長 兼 社内DX推進担当 北添 正和
北添 正和 株式会社ピーエスシー 取締役 ビジネスアプリケーション事業部長 兼 社内DX推進担当
第44回U-22プログラミング・コンテスト受賞者の皆さん、おめでとうございます。
今年の受賞は、プログラミング技術の高さだけに留まらず、皆さんのプレゼンテーションする熱意を強く感じた作品が揃っていて、改めてモノづくりは想いが大切なんだと感じさせられました。
また今年は生成AI元年ということもあり、生成AIを活用した作品が早速出てきたことに、応募者の皆さんの感度の高さに驚いています。
次回の応募作品ではどのような技術を活かした作品が出てくるのか、楽しみにしています。
公立はこだて未来大学 教授 角 薫
角 薫 公立はこだて未来大学 教授
今年は一次審査からずいぶんと成長した作品が目立ちました。審査員のコメントをよく汲み取ることでそれを作品に反映させたものが最終審査でも点数が高かったようです。
最終審査まで勝ち残った小学生2名のプレゼンもすばらしく作品の点数も高かったので将来が楽しみだと思いました。
コンテストに応募する方や入賞者の今後の開発に対してのアドバイスとしては、どこかで見たものを真似するのではなく、自分にしかできないオリジナリティーを追及していってほしいと思います。
残念ながら入賞しなかった方々もめげることなく、チャンスがあればまた応募してください。来年度のみなさんの応募を楽しみにしています。
高知工業高等専門学校 客員教授 竹迫 良範
竹迫 良範 高知工業高等専門学校 客員教授
毎年みなさんの作品を審査するために、ソースコードを見たり、実際に動かしてプレイしたりすることを楽しみにしています。今年もバラエティに富んだ幅広い分野の作品が多く「作りたいものを作る!」といったみなさんの熱意を感じることができ、細部まで制作者のこだわりを感じられました。新しいリアル会場でのプレゼン、若者の主張も、質疑応答も堂々としていて素晴らしかったです。今回の応募で開発を終わりにしてしまうのではなく、今後の発展として、IPA未踏事業への応募や、Alumniコミュニティへの参加も期待しています。これからも自由な発想での挑戦をお待ちしております!
日本事務器株式会社 専務取締役 兼 CDO 田中 洋二
田中 洋二 日本事務器株式会社 専務取締役 兼 CDO
初めての審査員で事前に学習して要求事項も作品も理解して臨んだのですが。
複数の数式を提示して、これはうまくいかず別のにしたとか、単一のアルゴリズムで解決しない問題を複数を組み合わせるなど非常に興味深いものでした。出来れば、これだけの才能をシステムやサービスなど分担して担当し、世界を変えるような企画をさせてみたいですね。
株式会社オープンストリーム SI統括本部東日本 サービスディベロップメント本部東京 サービスディベロップメント2部4グループ長 中村 真子
中村 真子 株式会社オープンストリーム SI統括本部東日本 サービスディベロップメント本部東京 サービスディベロップメント2部4グループ長
今年もU-22プログラミング・コンテストの審査員として参加する機会を得て、驚くべき才能と情熱に溢れる若いプログラマーたちの創造力と技術力に感銘を受けました。
革新的なアイデアを生み出し、プログラミングでそれを実現し、熱意を持ってプレゼンテーションしていただいたことで、これからの日本のテクノロジー業界における可能性を垣間見ることができ、非常に感動的な体験でした。
参加者の若い皆様が今後どのように成長し、どのような素晴らしいアイデアを実現していくか、皆様の才能と情熱が未来にどのような革新をもたらすか、心から楽しみにしています。
日本工学院専門学校・日本工学院八王子専門学校 デザインカレッジ顧問 株式会社ファリアー 代表取締役 馬場 保仁
馬場 保仁 日本工学院専門学校・日本工学院八王子専門学校 デザインカレッジ顧問
株式会社ファリアー 代表取締役
最終審査会に出場された皆様、素晴らしい作品、素晴らしいプレゼンを拝見させていただき感動と共に新たな刺激をたくさんいただくことができました、ありがとうございます。どの作品も皆さんの力のこもったものであったと思いますが、より、情熱を傾け、「これを成し遂げたい!」というPDCAのPの部分とそれにむかう意思が強く感じられた作品が少しだけ受賞に近かったのかな、と感じました。 モノづくりは手を動かしてナンボのところは確かにあります。ただ、このコンテストに挑んできてくださるような「若き猛者」たちは、動かすことは当たり前で、更にそこにむけて、自身の想いと技術を込められることが結果や成長につながっていると思います。来年度以降も大いなる情熱と課題設定をもった作品が数多くエントリーされてくることを期待しています!
独立行政法人情報処理推進機構 未踏アドバンスト事業 プロジェクトマネージャー KDDI株式会社 執行役員 ソリューション事業企画本部 KDDI Digital Divergence Holdings株式会社 代表取締役社長 藤井 彰人
藤井 彰人 独立行政法人情報処理推進機構 未踏アドバンスト事業 プロジェクトマネージャー
KDDI株式会社 執行役員 ソリューション事業企画本部
KDDI Digital Divergence Holdings株式会社 代表取締役社長
入賞者のみなさん、おめでとうございます!また、応募または視聴し、コンテストを応援して頂いたみなさま、ありがとうございました!
例年通り素晴らしい作品ばかりでしたが、特に今年は、最終審査段階でのさらなる改良や、現場での素晴らしいプレゼンテーションなどに驚かされたコンテストでした。複数年チャレンジからの大賞受賞や、プログラミングを通して広がる高度な学びの例など、情熱をもってプログラミングを楽しむ姿勢こそが、素晴らしい作品への繋がったのだろうと思います。
入賞されたみなさんには、これをゴールとせず作品のさらなる発展を期待したいと思います。IPA未踏プロジェクトで、お待ちしています!"
情報セキュリティ大学院大学 客員講師 株式会社NTTデータ システム技術本部 サイバーセキュリティ技術部 情報セキュリティ推進室 NTTDATA-CERT セキュリティマスター 宮本 久仁男
宮本 久仁男 情報セキュリティ大学院大学 客員講師
株式会社NTTデータ システム技術本部 サイバーセキュリティ技術部 情報セキュリティ推進室
NTTDATA-CERT セキュリティマスター
今年も事前審査から最終審査会まで、ほぼ全ての作品に触れさせていただきました。
今回の最終審査会の経緯や結果を受けて、あらためて遡れる範囲で受賞作品をすべて遡ってみましたが、2023年はやっぱり「おかしい」という結論に達しました。これはネガティブな意味ではなく、最終審査会まで進む作品は総じてレベルが高く、特に大臣賞を受賞した作品が、いずれも「熱量」とか「こだわり」というレベルを超えた「執念」が込められた作品ばかりだったからです。当然ですが私たちは、このような作品の応募が増えることを歓迎します。
一方で、「一次審査にも進めない」と悩む方もいらっしゃると思いますが、そういう方は自身の作品と入賞作品の違いを考え、自身の作品をどう作っているか?を振り返るのがよいでしょう。パクリで応募は困りますが、良いやり方を真似るのは、実力向上のためにも役立ちます。
2023年のU-22プログラミング・コンテストは終わりましたが、来年も応募資格がある方々は、ぜひ作って応募してください。2024年のU-22プログラミング・コンテスト、「もう」始まっていますよ。
ゲームプロデューサー/株式会社NextNinja 代表取締役CEO 山㟁 聖幸
山㟁 聖幸 ゲームプロデューサー/株式会社NextNinja 代表取締役CEO
U-22プログラミング・コンテストの審査員を今年から務めさせていただき、本当に楽しい経験でした。まずは、入賞された皆さん、心からおめでとうございます。どの作品もクリエイターとしての情熱が伝わってきて、本当に素晴らしかったです。甲乙をつけるのは非常に難しかったですが、それぞれの作品から新しい発想やアプローチを見ることができて、驚きと感動の連続でした。皆さんがこれから切り拓いていく未来は素晴らしいものになると思いました。
このコンテストを通じて、私自身もたくさんの刺激を受け、感謝しています。これからも、みなさんのような情熱を忘れずに、クリエイションを楽しんでいこうと思いました。若い才能あふれる皆さんと一緒に、これからも素晴らしいプログラミングの世界を楽しんでいきたいです。