第34回U-20プログラミング・コンテスト
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受賞作品紹介

≪ 受賞作品一覧

経済産業大臣賞
ArrowJudge JISIN GETTER Fulyn Labアルデ SHelper
作品詳細(SHelper)
作品ジャンル
ユーティリティ
作品概要
このアプリは地震などの有事の際に役立つと思われる5つの機能を搭載したものです。機能は,近くの避難所を検索して移動できる「避難所検索モード」、緊急時に自動または手動でSMSを送信して居場所を届けてくれる「ワンプッシュ居場所送信モード」、停電時など暗い所で周りを明るく照らす「懐中電灯モード」、声が出せないような状態で大きな音を出して周囲に自分の居場所を知らせる「ホイッスルモード」、画面の明るさを最小限にしたり不必要なアプリを終了して消費電力をできる限り抑える「バッテリー緊急モード」があります。どの機能も有事の際にとても役立つ機能です。“私たち自身が震災を経験した”からこそ、被災者の目線で、役立つものを作りあげました。
開発言語・ツール
Android:Java eclipse
iPhone:Objective-C Xcode
構想から完成までの期間
8ヶ月間
こだわりポイント・独自のアイデア
私たちは東日本大震災の経験を生かし、有時の際に最低限必要な機能は何かを時間をかけて話し合い、数多くの機能の中から厳選した5つの機能を搭載しました。
このアプリは震災時に利用することを踏まえ、ユーザインタフェースやデザインにもこだわりました。とくに、ボタンのサイズや色、右手親指の可動範囲を考慮した配置は、ぜひアピールしたいポイントです。
また、SMSを使って家族等で現在地を共有できる機能は私たちのオリジナル機能であり、非常に有益であると考えています。
苦心した点
プログラムを制作する上で最も苦労した点は、避難所検索モードでの避難所の検索アルゴリズムです。当初のプログラムでは検索結果の表示に時間がかかりすぎたため、相談しながらアルゴリズムを練り直していきました。また、Android端末は様々な種類の端末があるため、多くの端末に対応させるため部員の持っている端末を借りてデバック作業を繰り返し行いました。
iPhoneではiOS7に対応させるため、使用しているメソッドを変更し大幅な修正を加えました。
応募したきっかけ
私たちの制作した「SHelper(シェルパー)」をより多くの方に知ってもらい、利用していただきたいと考え応募しました。
本格的にプログラム開発を始めてからの年数
2〜3年
どうやって勉強したか
部活動の仲間と知識を共有しながら、本とインターネットを利用して勉強しました。
受賞した感想
私たち宮城県工業高校情報研究部は、目標としている大きな大会で最高賞である経済産業大臣賞を3年連続で頂くことができ、大変うれしく思っています。今回の結果で大きな自信を持つことができました。今後はSHelperを全国に対応して、より多くの方に使っていただけるように改良を重ねていきたいと思います。
この賞を受賞することができたのは、部員や顧問の先生、外部の方からたくさんのご支援・ご協力があったからです。この場をお借りしてお礼申し上げます。

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