受賞者のその後

経済産業省商務情報政策局長賞を受賞された制作者とその関係者の方に受賞の経緯やその後についてお話をお伺いしました。

白木 滉平さん

藤田 祐也さん

千葉県立一宮商業
高等学校の皆さん

香川県立坂出商業
高等学校の皆さん


 受賞作品:Spherical Mine Sweeper (ゲーム)
 作品概要:
 球体にマインスイーパーを貼り付けてみました。基本的なルールは通常のマインスイーパーと
 同じですが、端がないことにより手詰まりになることが少なくなっています。
 作品の詳細はコチラ




― 受賞した感想をお聞かせ下さい。
大変嬉しかったです。ただ単に自己満足で終わるのではなく、客観的に評価していただけたということもそうですし、今までの成果を何らかの形として残すことができてよかったと思います。

― どのようなきっかけでプログラミングに興味を持たれたのでしょうか?
小学校に入学した頃には、既に自宅にあったパソコンを普通に使用するということに飽きてきていました。
もともと何かを作るのが好きというのもあって、(ソフトを)使うのに飽きたから次は作ろう!と思いつきました。それでVisual Basicを用意してもらい、図書館で借りてきた本に載っていたサンプルを入力して遊んでいたのが始まりです。

― 今まで何作品ぐらい作られましたか?そのジャンルは?
今使っているC言語は中学生になってから始めました。主には、的当てゲーム(中2)、格ゲーのようなもの(中3)、株取引っぽいことをするゲーム(高1)などがあります。半分くらい作って頓挫したものも20作品くらいありますし、他にもサイクロイドを描かせてみたり、確率の問題を解かせてみたり、小物類もかなり作っています。

― 今回の作品のマインスイーパーを球体に貼りつけるというユニークなアイデアは実行委員の皆さんも高く評価をされていました。今回の作品はどのように思いついたのですか?また、他に作品づくりをする際は何かからヒントを得るなどしているのでしょうか?
はっきりとは覚えていないのですが、プログラミングとは全く関係のないことをしていたときにふと思いついたように思います。 少なくとも、何かいいネタはないかと考えているときにはまず思いつきません。
そして、最初に思いついたアイデアはプログラムとして完成するころにはかなりの変貌を遂げています(笑)

― 今回の作品づくりにあたってどなたからかアドバイスを受けましたか?
テストプレイを頼んだ友人から、表示に関する指摘をされました。ユーザー側らしい意見で品質向上に役立ちました。

― U-20プログラミング・コンテスト実行委員からコメントをいただきましたが、感想はどうですか?
内部の処理、例えば計算の高速化などは、単に実行するだけでは必要性や効果がわかりにくく、周りの人にはほとんどわかってもらえないのですが、そういった点も含めて評価して頂くことができ、良かったと思います。

― 他の人に作品を使ってもらいましたか? 今後webで公開するなどは考えていますか?
高2の時の文化祭で部が販売した作品集の中に収録されています。

― 今後どのような作品を作っていきたいですか?
とりあえずは受験もありますし、しばらくは本格的な開発は休止しようとしています。もちろんそれが終われば、もう一度U-20プロコンに出られるよう何か作りたいと思っています。

― また是非おもしろい作品を応募してください。ありがとうございました。