- 個人部門 入選作品
- 経済産業大臣賞『草登り』
- 経済産業大臣賞『電子絃楽器練習支援システム「STrike」』
- 経済産業大臣賞『プログラミング言語Cyan』
- 経済産業大臣賞『分割再生』
- 経済産業省商務情報政策局長賞『UTyping』
経済産業大臣賞『分割再生』
作品紹介 | |
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表彰理由 | LANを介して動画・画像を、複数の画面に分割して表示させるサーバ・クライアントシステム。 ひとつの画面を分割して、複数のパソコンで表示するという発想は新鮮。データをLAN経由で効率よく転送するために、マルチスレッドや画像圧縮などの工夫を行っている点が評価できる。高度な技術に頼らず基本的な原理でアプローチしている点も好感が持てる。現時点での実用性は十分である。また、開発合宿の3日間で作ったという瞬発力が評価できる。 |
作品名 | 分割再生 |
制作者 | 一関工業高等専門学校 電気情報工学科4年 奥田 遼介 |
作品ジャンル | ユーティリティ、インターネット・通信 |
作品概要 | 動画・画面を、複数の画面に分割して表示します。ソフトウェアは、LANを介したエージェントマネージャーシステムとなっています。マネージャー(サーバー)が動画の再生を行い、エージェント(クライアント)は分割された画像データを受け取り、表示を行います。 |
開発言語、ツール | Microsoft Visual Studio 2008 |
プログラムソースの規模 | 6000行ほど |
構想から 完成までの期間 |
プロトタイプ3日、現在の状態まで1ヶ月 |
制作者からのコメント | |
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こだわりポイント ・独自のアイデア |
こだわったのは、ずれを少なくすることです。画面同士のずれ、音とのずれがあると、使いたいと思う気持ちが無くなってしまいます。見ていて「おお、そろっている」と言えるようなソフトを目指しました。 |
苦心した点 | 高速化に苦労しました。あちこちで時間測定を行い、どこがボトルネックになっているか調べ改善することが地道で大変でした。測定自体がボトルネックになっていたときもあって問題切り分けに苦労しました。 しかし、測定によって大きな最適化をさっくりと施すことが出来たので良かったと思っています。 マルチスレッドで正しく実装することにも気を遣いました。「動いているように見えるだけ」のプログラムにならないようにするために、細かくコードをチェックしました。 |
応募したきっかけ | 去年先輩と一緒に応募したのですが予選に落ちてしまい、今年こそはと思って応募しました。 |
プログラミング歴 | 中学生の半ばほどからなので、7年くらいになると思います。 |
指導者の有無 | 電算部顧問・先輩の方々には常々お世話になっています。 |
どうやって 勉強したか |
書籍、インターネットでの情報収集が中心になっています。また、先生、先輩から教えてもらうこともあります。最近は、後輩から教えてもらうことも多くなっています。 |
受賞した感想 | 経済産業大臣表彰を戴くことが出来てとても嬉しく思います。 今後は、このソフトを早く公開して多くの人に使ってもらいたいと思っています。 |
ワークショップ ・式典に参加して |
大臣賞というような良い賞を頂いて、本当にありがたく思います。このソフトを多くの人に使ってもらえるようこれから広めていきたいと思います。 |