' ?> H18入賞『block!block!』 | U-20プログラミング・コンテスト応援サイト

入選作品紹介

個人部門 入選作品
最優秀賞『プログラミング言語「Spinel」』
優秀賞『Atomoo』(えいとむー)
入賞『Future Network Communicator』
入賞『block!block!』
入賞『Cube3(Cube neo)』

入賞『block!block!』

作品紹介
表彰理由 派手な画面効果で爽快感のある新型ブロック崩しゲーム。ボールの動きやブロックの崩れ方は、物理法則に従うよう工夫してあり、違和感なくプレイできる。ゲームの古典であるブロック崩しをアレンジし、今風にしたところが面白い。花びらや炎等をモチーフにした画面効果は、見ていても美しい。
作品名 block!block!
制作者 名古屋工業大学 情報工学科 2年
松尾 優
作品ジャンル ゲーム(ブロック崩し)
作品概要 この作品は「ボール」を「ブロック」に当ててブロックを破壊する、いわゆるブロック崩しと言われるタイプのゲームです。ただし、今までにあるようなブロック崩しの常識は通用しません。このゲームは「ステージ」という四角い箱の中で行われます。ボールはこの中から出ることは出来ません。箱の壁にボールが当たるとボールは跳ね返ります。ただし箱の下方の一部に穴が開いている場合があり、そこにボールが落ちると、ボールを失います。ボールをブロックに勢い良く当てるとより多くのブロックを一度に壊すことが出来ます。ステージ内のブロックを全て破壊することが出来れば次のステージに進むことが出来ます。
ボールは同時に複数個出現し、お互いに衝突することもあります。全てのボールが画面下に落ちてしまうとやり直しになります。ボールは「バー」と言う横長の棒で跳ね返すことが出来ます。バーは、画面の一部の範囲(画面下)のみ移動できます。バーは方向キーで上下左右に動かすことが出来ます。ただし上下には軽く振ることしか出来ません。また、元の場所に戻る方向に力が働きます。操作の「ボタン」を押すとボールをバーの方向に「引き寄せ」ることが出来ます。これによって多少ボールを制御できます。
全11ステージで構成されています。そして、これらの動作は運動の法則に従います。また、美しい画面効果の表現を目指して作成されています。炎の表現や電撃の表現など、趣向を凝らした画面効果はぜひ見ていただきたく思います。本作品には音声は実装されていません。
開発言語、ツール c++、Microsoft Visual Studio 2003
プログラムソースの規模 テキストファイル273,834バイト分
構想から
完成までの期間
1年
制作者からのコメント
こだわりポイント
・独自のアイデア
このゲームの特徴は、ボールやバーが物理法則を意識したシステムによって動いているところです。しばしば他のブロック崩しではボールは壁で常に等角度で反射するものですが、このゲームでそれが起こる可能性は低いといえるでしょう。なぜならボールと壁の間で摩擦が起こり、それが反射に影響するからです。
また、外力によってボールは回転します。バーは上下に動かすことができます。これにより、ボールをバットで打つような動作をすることで、ボールをより強く跳ね返すことが出来るように工夫されています。また、バーの重さはたかがしれているので、ただボールを当てただけでは強く跳ね返ったりしません。これにより、プレイヤーにはボールを能動的に跳ね返すことを求められます。ここがしばしばあるブロック崩しの「ボールの動きに合わせてバーを動かす」という受動的なゲームシステムと大きく異なる点です。
また、ボールはバーや、ブロックの「角」にもぶつかります。この衝突が起こると軌道が予測しづらい返球が起こることになります。これらの運動は運動量保存則、モーメント保存則、などを満たしています。また、このゲームはブロック崩しの爽快感を前面に押し出したつくりになっており、ボールの速度などには制限がありません。思い切りブロックを破壊することが出来るように工夫しています。
応募したきっかけ プログラム開発関係の友人の紹介
プログラム開発歴 1年
指導者の有無 大学の先輩方
言語の基礎とゲームシステムの構築法の指南
受賞の感想 初めて受賞の連絡が来たときには驚きました、まさか受賞するとは思っていなかったので、初めてお電話をいただいたときには何の話か分かりませんでした(笑)。受賞式に出席させていただいて他の受賞者の方々とお話も出来て有意義な時間をすごすことが出来ました。
今は受賞出来てよかったと思っています。
最後に 受賞後の変化…受賞後は私の周りのプログラム仲間のコンテストへの意識が高まり、皆さまざまなコンテストへ参加するようになりました。また私自身プログラムへの意識が高まり、受賞によって良い影響を受けていると思います。これからまた何かプログラムを作ってなんらかの形で発表したいと思います。

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