- 団体部門 入選作品
- 最優秀賞『猫の司書さん』
- 優秀賞『Open Programming ContesT』
- 優秀賞『迷子の達人』
- 入賞『Web紙芝居 ママと一緒に絵本の時間』
- 入賞『FE-learning』
- 入賞『積祈(つみき)』
- 入賞『Knights of Kingdom Online』
優秀賞『Open Programming ContesT』
作品紹介 | |
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表彰理由 | ユーザー相互にプログラム問題の出題・解答ができる「プログラマによるプログラマのための練習場」。解答したソースは、リアルタイムコンパイル機能ですぐに結果が表示される。また、他ユーザーのソース閲覧機能、議論用掲示板等も装備されている。Webアプリケーションとしてよく作りこまれており、技術力も高く評価できる。今後も、現存の不具合やセキュリティ対策に対応するなど、継続してシステム改良に取組んでもらいたい。 |
作品名 | Open Programming ContesT |
制作者 | 「Osaka Prefectural College Technology」 大阪府立工業高等専門学校 総合工学システム学科3年 浜田 悠樹/岩見 宏明/三坂 大地 |
作品ジャンル | 多人数参加型プログラミング学習支援Webアプリケーション |
作品概要 | OPCTはユーザ同士がプログラムの問題を出題・解答することができるWebアプリケーションです。提出した解答はその場でコンパイルされ、結果を直ぐに知ることができます。また、他ユーザのソースコードを閲覧する機能や議論するための掲示板、正答率などから動的に問題のスコアを計算しランキング表示する機能など、楽しみながら効率よくプログラミングの学習ができるための機能が備わっています。プログラマによるプログラマのための練習場、それがOPCTです。 |
開発言語、ツール | 開発言語:php、html、xml、MySQL2.0、ECMAScript(Ajax)、bash ツール:xampp、sakura editor |
プログラムソースの規模 | phpファイル 76個 計5578行、jsファイル 6個 計639行、shファイル2個 計40行 |
構想から 完成までの期間 |
約2ヶ月 |
制作者からのコメント | |
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こだわりポイント ・独自のアイデア |
一番のこだわりポイントはリアルタイムコンパイル機能です。リアルタイムコンパイル機能とは、Web上のフォームから送信されたソースファイルをその場でコンパイルし実行する機能です。次にこだわったのが、サイドバーです。画面右側に表示される長細いメニューがサイドバーで、ここにはユーザランキングやBBSの新着一覧など、見ているページに応じて一番欲しいだろうと思われる情報を表示しています。問題を自由に出題することが出来ることや、他人のソースを見ることが出来たりすることなど学習支援に特化したシステムが、PKUやanarchy golfなどの既存のオンラインジャッジシステムには無い、私たち独自のアイデアだと思います。 |
苦心した点 | 正直一番苦心したのは、時間の確保でした。構想などが一通り決まり、コーディングを開始したのが7月に入ってからでしたので、そもそもの開発期間が少なく、さらにその頃はちょうど学校の夏休み前のテストがあり、開発にあまり時間が割けなかったので、U-20の締め切りに間に合うか非常に不安でした。7/21の夏休み開始と同時にメンバーの家に泊まり込み、1週間ほとんど寝ないで開発した結果、なんとか間に合わせることができました。苦心した点といえば、直ぐに寝てしまうメンバーの1人を叩き起こすのもそうでしたね(笑) |
応募したきっかけ | 2年生の時にU-20という大会の存在を知り、いつか必ず出してやろうと密かに思いつつ、いいアイデアが思いつかなかったので1年間放置していました。3年生になった今年の6月頃に、通学中の電車の中で、ふとOPCTのシステムを思いつき、これはいけると確信したのでメンバーを募って応募することにしました。自分たちの力がどこまで通用するか試してみたかった、というのも理由の1つです。 |
プログラム開発歴 | 岩見と浜田は中1から少しかじる程度にはプログラミングをしていましたが、本格的に始めたのは全員、高専に入ってからなので今年で3年目です。 |
指導者の有無 | プログラミング研究会の先輩方、顧問の先生方。情報オリンピックの先生方やチューターの方々など、たくさんの人々にご迷惑をお掛けして、今の自分達がいます。特に、顧問の花川 賢治先生、窪田 哲也先生には大変お世話になりました。 |
受賞した感想 | いやー、本当に受賞できたんだなぁと。いつもこういった大きな大会では、後一歩のところで入賞ならず、ということが多かったので今回もそうなるんじゃないかって思っていました。まだ受賞できたという実感もあんまり沸いてこないで、あー受賞できたんだーと漠然と思っている感じです。何はともあれ努力の結果が実って本当にうれしいです。この受賞を通じて、"何かを作りたい"という気持ちがより一層大きくなりました。 |