審査結果
最終審査会の結果、以下各賞受賞作品が決定いたしました！
経済産業大臣賞
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総合
全応募作品のうち、3つのカテゴリの観点から見ても大変優れており、総合的にもバランスが取れている。
262その他
作品名 AIを用いた
自動車運転能力測定装置制作者 西村 太雅・野田 都里人 学校名 東京医科大学 作品概要
近年高齢者の自動車事故が社会的な問題となっている。そこで、医学的な尺度で運転能力を測定する装置の必要性を感じ、開発に至った。瞳孔径、瞳孔座標といった眼球情報に着目することで、脳波測定などの高度な技術を用いることなく、高速かつ簡便に、運転に関する身体能力を測定できる。眼球情報の時系列データの解析にはAIを使用し、操作には高いユーザビリティを誇るタッチUIを採用することで、非医療従事者も簡単に扱うことができる。
また、ソフトウェアはC#とPython、ハードウェアはArduinoで開発、3Dプリンタで造形し、場所を問わず動作するスタンドアローン設計とした。免許更新センター等で使用し、運転能力を客観的にスコア化することで、納得した免許返納、あるいは日々の運転の改善を目標としている。評価ポイント
- 着眼点がよく、AI機能からハードウエアまで、医学的な根拠に基づき、開発されていることに感銘を受けた。
- 医学的な見地から高齢者の社会問題を解決するためのアプローチはプログラミングコンテストの範疇を超えていると感じた。直接作品には触れていないが、実用性も非常に高いように感じられ、製品化も可能なレベルにあるように思うので、このコンテストをきっかけに、早く世に出るような動きを期待している。
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プロダクト
全応募作品のうち、有用性・芸術性面で大変優れており、ビジネス展開できる可能性を秘めている。
212ユーティリティ
作品名 点体望遠鏡 制作者 越智 晃瑛 学校名 守山市立速野小学校 作品概要
ひらがな、カタカナなどで書かれた文を点字に翻訳（点訳）できるソフト。翻訳した点字を表示するだけではなく、世の中の点字ディスプレイなどで表示できる点字ファイルを出力したり、プリンターで点訳した点字を打つためのガイドを印刷したり、3Dプリンターで点字が印刷できるファイルを作るなどの機能を備えている
評価ポイント
- 点字へのあくなき探求、周りを巻き込む力、そして実用的なプログラミングへの実装、感服した。
- ものづくりをするためにも、調べる、協力をあおぐ、実証実験もする、開発フローが本当に素晴らしいです。また、自分だけでなく、他者に感謝してすすめているのもよいです。
- 点字化だけでなく、紙や3D印刷まで考えているのは、ユーザー視点があるからで、素晴らしい。また、障がい者センターでのテスト利用など行動力もすばらしい。
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テクノロジー
全応募作品のうち、機能性・アルゴリズム面で大変優れており、作品制作にあたって高度な技術と知識を有している。
269その他
作品名 3密チェッカー 制作者 坂井田 逸斗 学校名 愛知工業大学情報電子専門学校 作品概要
新型コロナウイルスの感染拡大の危険があるとされる密閉・密集・密接の状態を自動で測定・記録するアプリ。記録結果は最大21日分保存でき、数値化・グラフ化・マップ化されるので、後から確認することで状況が具体的に分かり感染予防に役立てることができる。
評価ポイント
- ナイスアイデア、そして上手な実装。すでに広く使われているようですが、ぜひ世界に広げたい。画面も見やすく、操作性も優れており、丁寧に作りこまれた感が伝わってくる。
- あるものの不足を補い、多くの方々を守る助けになるよい作品。パラメータ設定も、なんとなくではなく、文献＋実測を経て決定している点が良い。
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アイデア
全応募作品のうち、独創性面で大変優れており、制作者の今後の成長などが期待できる。
105AI（人工知能）
作品名 deepMusa 制作者 鶴田 慈貴 学校名 富士市立富士南中学校 作品概要
楽譜の画像をアップロードすると、楽譜内の音符や記号を物体検出し、midi、mxml、wav形式のファイルで出力するウェブアプリ。楽譜から音階やリズムを読み取る譜読みだけでは、リアルな音楽を想像するのが難しく、楽譜の物体検出から、自動で音楽を奏でるソフトウェアがあると便利だと考え、制作した。
評価ポイント
- AIを活用し、論文も読みこなしながら、画像認識により楽譜を音に変換するプログラムを独力で試行錯誤しながら開発した点は高く評価できる。今後、音への変換の質の向上や音符の認識制度の改善など今後の進展に大いに期待したい。
- 技術がなければアイデアで工夫して乗り越える、というとても大事なポイントがなされており、素晴らしい。
経済産業省商務情報政策局長賞
プロダクト
全応募作品のうち、有用性・芸術性面で優れており、ビジネス展開できる可能性を秘めている。
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243学習&教育
作品名 PeriDot/Peree 制作者 本間 大一優 学校名 東京都立武蔵高等学校 作品概要
PeriDotは、Scratchなどのビジュアルプログラミングから、C, JavaScript, Pythonなどのテキストプログラミングへのステップアップ を目的とした、教育、学習用として最適化されたシンプルなインタプリタ型言語。
Pereeは、上記のPeriDotをweb上で実行可能にしたサービス。ブラウザとインターネットさえあれば、いつでもどこでも実行することができる。またコードの保存及び共有が可能。評価ポイント
- プログラムを学ぶハードルを下げつつも、世の中で使われている複雑な言語へのステップアップになるようにと考えられており、実際の有用性にとても期待が持てる。
- 目指しているプログラミング学習のステップアップに有用である。言語開発だけでなく、サポートサービスまで作成している点は実にすばらしい。
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282学習&教育
作品名 Let's! パーカス
～打楽器練習用ウェブアプリ～制作者 真家 彩人 学校名 東京都立西高等学校 作品概要
打楽器の基礎練習に最適な機能を盛り込んだ「メトロノーム」（＋ミラー付き）、リズムの種類をゲーム感覚で覚えられる「リズムでフラッシュ」、テンポ感を身につけられる「テンポ当てゲーム」の計 3 つの機能で打楽器練習の力強い味方となる。近年注目のPWA （Progressive Web Apps）を採用している。
評価ポイント
- 打楽器練習アプリにビジネスニーズがある、という点に着眼できた点に、マーケティングセンスを感じる。PWAの採用も先見性がある。アプリ機能としては、メトロノームというシンプルな機材のアプリ実装で、よく機能分析し、実装できている。自らの打楽器経験を機能搭載しており、今後より多くの経験者の声をひろうことにより、拡張性にも期待が持てる。
- 自身が打楽器奏者であるからこその充実した機能と実装がされていて素晴らしい。
テクノロジー
全応募作品のうち、機能性・アルゴリズム面で優れており、作品制作にあたって高度な技術と知識を有している。
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215プログラミング言語
作品名 Pick 制作者 今村 翔太 学校名 科学技術学園高等学校 作品概要
C/C++、Ruby、Rustに影響を受けた手続き型のプログラミング言語。
構文の多くが式であり、ifやブロック構文が値を返すことができる。
LLVMなどのコンパイラツールチェーンを一切使用せず、字句解析からバイナリ生成までを０から実装。
中間表現に静的単一代入法を用い、変数の使用範囲を管理することでなるべく多くの変数をレジスタに置くようにしている。
また、DLLとリンク可能になっており、WinAPIや既存のライブラリを活用できる。評価ポイント
- マシン言語の体形や構造を熟知しており、必要最低限の開発で言語開発できている点は秀逸である。中間表現についての説明も的確で、わかりやすかった。
- コンパイラの仕組みを理解する範疇を超えてしっかり実用を踏まえた実装がされていて驚いた。
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172ゲーム
作品名 LEFTONE 制作者 米丸 賜喜 学校名 東京工業高等専門学校 作品概要
アクション要素に重点を置いた、無限に生成される地形の中を敵を倒して進むゲーム。プラットフォームに依存する部分以外はほとんどをC言語とGLSLで実装し、画像素材は基本的に使用せず、GPUでのリアルタイムレンダリングにこだわっている。また、背景・フォグはレイトレーシングで描画することで独特な雰囲気の表現を実現した。
評価ポイント
- クオリティの高いゲームに仕上がっており、作りこみも実にしっかりしている。ピクセル処理をGPUでレベルを高めており、随所に工夫がみられる。とにかく、プログラミング技術が秀逸である。
- グラフィクスをラスターの絵にたよらずGPUで構成され、しっかりと世界観が表現されており、素晴らしい。cmakeでコードすらプログラムで生成するという部分も、プログラミングコンテストらしいいい作品だと感じた。作りたいものを作るという強い意志も好感が持てた。
アイデア
全応募作品のうち、独創性面で優れており、制作者の今後の成長などが期待できる。
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237学習&教育
作品名 Road to IT master 制作者 五十嵐 蒼太 学校名 札幌市立ノホロの丘小学校 作品概要
同世代のIT機器に触れる機会が増える年齢(小学校３年生〜中学生)の子供達が、安心してIT機器を使えるようになる為に、ITマナーを楽しく勉強出来るように、と考えて作ったITマナー学習ソフト。
RPGゲーム風のストーリーになっており、街に謎のタワーが突然降ってきてから、ITに関するトラブルが増えはじめた為に、親にスマホを没収されそうになった主人公が、タワーにいるITの悪魔を倒すための旅に出る。タワーにはそれぞれITマナーに関する問題が用意されている。ラスボスがいる最後のタワーは、RPGゲームをイメージしたバトルゲームで、ITマナーがきちんとマスターできたかを確認する復習問題が用意されている。評価ポイント
- 子供目線でのITマナー教育を小学生が作ることはすごく楽しみ。自分たちが困っていることを解決していくのはサービスの基本、それをできているのは素直にすごいと思った。
- ITマナーを学ぶために学べるゲームを作ってしまおうというその心意気に感動した。
- 目的は、ITリテラシーを高めることだから、ミニゲームも重厚長大になりすぎないように、ちゃんと考えてつくった、というところなど、素晴らしいと思いました。
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001学習&教育
作品名 DRONE FLIGHT 制作者 船橋 一汰 学校名 一宮市立大和西小学校 作品概要
今後必要とされるプログラミング教育をテーマに、遊びながら楽しくプログラミング的思考を身に付けることのできる、子どもを対象としたパズルゲーム。
ドローンを動かす命令ブロックを並び替え、画面内のドローンを動かす。ドローンで空中に浮いているコインを獲得し、必要枚数獲得することができればクリア。評価ポイント
- プログラミング教育について、小学生ながら着眼し、学習プログラムを目指したことに感銘を受ける。幼児以上を対象にしているため、機能自体をあえて単純にし、学ぶことに着眼している点もいい。アルゴリズムをドローンの動作に置き換え、組み立て方をまなぶことにより、プログラミング基本的な特性を身に着けつけることができるので、非常に汎用性が高そうである。自動保存やドローンの傾きなどの細かい工夫もあり、プログラミング経験者の経験が生きている。大変将来が楽しみである。
- ゲームプログラミング学習の普及のためのアプリを作りたいという志に感銘を受けた。実際にしっかりと作られており、今後の成長や活躍がとても期待される。
スポンサー企業賞
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SOMPO賞
262その他
作品名 AIを用いた
自動車運転能力測定装置制作者 西村 太雅・野田 都里人 学校名 東京医科大学 作品概要
近年高齢者の自動車事故が社会的な問題となっている。そこで、医学的な尺度で運転能力を測定する装置の必要性を感じ、開発に至った。瞳孔径、瞳孔座標といった眼球情報に着目することで、脳波測定などの高度な技術を用いることなく、高速かつ簡便に、運転に関する身体能力を測定できる。眼球情報の時系列データの解析にはAIを使用し、操作には高いユーザビリティを誇るタッチUIを採用することで、非医療従事者も簡単に扱うことができる。
また、ソフトウェアはC#とPython、ハードウェアはArduinoで開発、3Dプリンタで造形し、場所を問わず動作するスタンドアローン設計とした。免許更新センター等で使用し、運転能力を客観的にスコア化することで、納得した免許返納、あるいは日々の運転の改善を目標としている。評価ポイント
- 着眼点がよく、AI機能からハードウエアまで、医学的な根拠に基づき、開発されていることに感銘を受けた。
- 医学的な見地から高齢者の社会問題を解決するためのアプローチはプログラミングコンテストの範疇を超えていると感じた。直接作品には触れていないが、実用性も非常に高いように感じられ、製品化も可能なレベルにあるように思うので、このコンテストをきっかけに、早く世に出るような動きを期待している。
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サイボウズ賞
215プログラミング言語
作品名 Pick 制作者 今村 翔太 学校名 科学技術学園高等学校 作品概要
C/C++、Ruby、Rustに影響を受けた手続き型のプログラミング言語。
構文の多くが式であり、ifやブロック構文が値を返すことができる。
LLVMなどのコンパイラツールチェーンを一切使用せず、字句解析からバイナリ生成までを０から実装。
中間表現に静的単一代入法を用い、変数の使用範囲を管理することでなるべく多くの変数をレジスタに置くようにしている。
また、DLLとリンク可能になっており、WinAPIや既存のライブラリを活用できる。評価ポイント
- マシン言語の体形や構造を熟知しており、必要最低限の開発で言語開発できている点は秀逸である。中間表現についての説明も的確で、わかりやすかった。
- コンパイラの仕組みを理解する範疇を超えてしっかり実用を踏まえた実装がされていて驚いた。
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OBC賞
243学習&教育
作品名 PeriDot/Peree 制作者 本間 大一優 学校名 東京都立武蔵高等学校 作品概要
PeriDotは、Scratchなどのビジュアルプログラミングから、C, JavaScript, Pythonなどのテキストプログラミングへのステップアップ を目的とした、教育、学習用として最適化されたシンプルなインタプリタ型言語。
Pereeは、上記のPeriDotをweb上で実行可能にしたサービス。ブラウザとインターネットさえあれば、いつでもどこでも実行することができる。またコードの保存及び共有が可能。評価ポイント
- プログラムを学ぶハードルを下げつつも、世の中で使われている複雑な言語へのステップアップになるようにと考えられており、実際の有用性にとても期待が持てる。
- 目指しているプログラミング学習のステップアップに有用である。言語開発だけでなく、サポートサービスまで作成している点は実にすばらしい。
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さくらインターネット賞
314ゲーム
作品名 キープル 制作者 GlassCode 学校名 HAL大阪 作品概要
パソコンの全てのキーボードを直感的に使って遊ぶ、プレイヤーの手を絡ませることが売りのゲーム。プレイヤーはキーボードを使い、AIで動く「キープル」と呼ばれるロボット達を外敵や障害から守り、ゴールまで導く。どの指で押すか、押す順番を考えるなど、独特な面白さを持っている。
評価ポイント
- 予想していなかった障害を工夫して、ゲームの中のつくりで回避した点は素晴らしいと思います。
- キーボードのハードウェア的な差異を吸収するところもよく考えられている。
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日本事務器賞
115ゲーム
作品名 ToyBot 制作者 ChotuGuys 学校名 日本工学院八王子専門学校 作品概要
ロボットがブロックを蝶番で動かして進むパズルアクションゲーム。メインとなるアクションとして、蝶番の設置によるブロックの回転があり、蝶番の設置の仕方でブロックの動きが全く異なっていく。
蝶番によるブロックがどう動くかを考え、ゴールまでの道をどう作り出すかを考えるパズル性を生んでいる。評価ポイント
- backlogを使い、オンラインでのチーム開発でここまで仕上げたの素晴らしい。
- ユーザーに遊びやすいようにと意識して作られていることはとても良い。
- プログラム上の工夫だけでなく、プロデュースのための取り組みが素晴らしい。
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ピーエスシー賞
099その他
作品名 ホラーARSNS 夜亡キ 制作者 長 政輝 学校名 N高等学校 作品概要
「位置情報型ホラーAR体験SNS」。場所は関係なくアプリを開いて一定距離歩くとランダムに心霊体験が発生する「あるく」モード、誰かが作ってくれた心霊体験を、実際にその場所に行って体験する「心霊体験を調べる」モード、さらに「心霊体験を投稿する」や「幽霊を投稿する」を使ってオリジナルのアニメーションのついたオリジナルの幽霊を出現させる心霊体験を現実のどこにでも投稿することが可能。
3Dオブジェクトを作れない人でもすでに誰かが投稿した幽霊を使ってオリジナルの心霊体験を投稿することができる。評価ポイント
- ARSNSという着眼点が秀逸である。UIも実用性が高く、レベルの高さを実感できる。
- とても面白い。日本の幽霊文化、そして妖怪文化が新しい形でよみがえると思う。今、困ってあるであろう心霊スポットにも大きな力になると思う。また、遊楽施設でもイベントなどで利用される可能性がある。
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PCAクラウド賞
269その他
作品名 3密チェッカー 制作者 坂井田 逸斗 学校名 愛知工業大学情報電子専門学校 作品概要
新型コロナウイルスの感染拡大の危険があるとされる密閉・密集・密接の状態を自動で測定・記録するアプリ。記録結果は最大21日分保存でき、数値化・グラフ化・マップ化されるので、後から確認することで状況が具体的に分かり感染予防に役立てることができる。
評価ポイント
- ナイスアイデア、そして上手な実装。すでに広く使われているようですが、ぜひ世界に広げたい。画面も見やすく、操作性も優れており、丁寧に作りこまれた感が伝わってくる。
- あるものの不足を補い、多くの方々を守る助けになるよい作品。パラメータ設定も、なんとなくではなく、文献＋実測を経て決定している点が良い。
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フォーラムエイト賞
105AI（人工知能）
作品名 deepMusa 制作者 鶴田 慈貴 学校名 富士市立富士南中学校 作品概要
楽譜の画像をアップロードすると、楽譜内の音符や記号を物体検出し、midi、mxml、wav形式のファイルで出力するウェブアプリ。楽譜から音階やリズムを読み取る譜読みだけでは、リアルな音楽を想像するのが難しく、楽譜の物体検出から、自動で音楽を奏でるソフトウェアがあると便利だと考え、制作した。
評価ポイント
- AIを活用し、論文も読みこなしながら、画像認識により楽譜を音に変換するプログラムを独力で試行錯誤しながら開発した点は高く評価できる。今後、音への変換の質の向上や音符の認識制度の改善など今後の進展に大いに期待したい。
- 技術がなければアイデアで工夫して乗り越える、というとても大事なポイントがなされており、素晴らしい。
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豆蔵ホールディングス賞
110ゲーム
作品名 MEME 制作者 市川 大葵 学校名 中央大学 作品概要
シンプルな操作とかわいらしいキャラクターの2Dアクションゲーム。すべてのステージにアイテムが隠されており、やりこみ要素も多数。エンジンを使用せず、JSONパーサ以外は自分で実装し、画像も自身でイラストを描き、独特な世界観を演出している。
評価ポイント
- 独自の視点が感じられる。色合いや各キャラクターがぞくぞくする。3Dも期待。
- 自身の世界観を大事にしながら、着実に開発を進めていった実行力は素晴らしい。
- プログラミングの勉強のために、Win32APIやDirectX等のローレベルから組み立てられているのは素晴らしい。
CSAJ賞
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220ゲーム
作品名 SLIME KNIGHTS 制作者 宇佐美 晃之 学校名 HAL名古屋 作品概要
剣を持った少女を操作して、スライムたちを倒していく2Dアクションゲーム。
操作は移動、ジャンプ、攻撃とシンプルながら、スピード感や爽快感があるアクションで、スライムたちを倒すと緑色の経験値がドロップし、それを集めてレベルを上げ、ダンジョンの奥深くを目指す。
ダンジョンは毎回ランダムで生成され、ボス部屋へ繋がる場所がある。ボスを倒すと終わりではなく、新しくランダム生成されたマップで二週目が始まる。二週目では敵が強くなっており、プレイヤーのレベルを上げないとやられてしまう。
敵を倒してレベルを上げ、ボスを倒して次のステージへ進み、さらに強くなった敵を倒してレベルを上げ、ボスを倒して次のステージへ、と繰り返し遊んでもらえるローグライクのようなゲームシステムになっている。評価ポイント
- システム全体をコンポーネント化してあり、さらにコンポーネント部品化により、拡張性や再利用性の高いシステム構築ができている。しかも、自作のフレームワークで自作しており、これらを通じて自らのスキルアップ達成できていると推察される。CXの観点でも気持ちよさ、というゲームに重要な要素を重視した開発を進めた点は評価できる。
- 既存ゲームエンジンを使わず、フレームワークから設計、自作したチャレンジ精神は素晴らしい。
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130ゲーム
作品名 ANCHORS CONNECTIVE 制作者 R-ICE 学校名 日本工学院八王子専門学校 作品概要
この作品のプレイヤーは、岩や地面などにアンカーを３点以上打ち込み、面を生成させることの出来る特殊な銃を持っている。この銃を使い、ステージに配置されたエネルギーカプセルを回収し、島から脱出することが目的。
ステージとなる島は、時間経過によって火山が噴火を繰り返し、マグマの流出量の増加など、刻々とステージを変化させる。また噴火によって発生したマグマの熱はプレイヤーが生成した面に干渉し面を破壊する。プレイヤーはマグマに触れることで死んでしまうため、噴火によって制限されていくステージを、面を生成して切り抜けていく必要がある。噴火によって迫りくるマグマの恐怖と、制限されていく行動の緊張感がこのゲームの面白さとなっている。評価ポイント
- 制作過程における様々な課題を素直に基本に立ち返って反省し改良している点が良かった。
- 段階的に変化する溶岩が見た目に美しく、遊んでみたいと思えるゲームだと感じました。
Best Viewers賞
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282学習&教育
作品名 Let's! パーカス
～打楽器練習用ウェブアプリ～制作者 真家 彩人 学校名 東京都立西高等学校 作品概要
打楽器の基礎練習に最適な機能を盛り込んだ「メトロノーム」（＋ミラー付き）、リズムの種類をゲーム感覚で覚えられる「リズムでフラッシュ」、テンポ感を身につけられる「テンポ当てゲーム」の計 3 つの機能で打楽器練習の力強い味方となる。近年注目のPWA （Progressive Web Apps）を採用している。
評価ポイント
- 打楽器練習アプリにビジネスニーズがある、という点に着眼できた点に、マーケティングセンスを感じる。PWAの採用も先見性がある。アプリ機能としては、メトロノームというシンプルな機材のアプリ実装で、よく機能分析し、実装できている。自らの打楽器経験を機能搭載しており、今後より多くの経験者の声をひろうことにより、拡張性にも期待が持てる。
- 自身が打楽器奏者であるからこその充実した機能と実装がされていて素晴らしい。
※受付ID順、敬称略