' ?> H19入賞『避難』 | U-20プログラミング・コンテスト応援サイト

入選作品紹介

個人部門 入選作品
入賞『円周率計算分散処理アプリケーション』
入賞『避難』
入賞『VESTIGE 紅い記憶』

入賞『避難』

画面画像

作品紹介
表彰理由 地震発生時にスーパーにいるお客様を出口まで誘導して、避難させる携帯電話上のゲーム。
新潟の学生が、地震災害への対策をモチーフに作成した作品。子ども、老人など4種類のお客さま別の行動パターン・アルゴリズムを実装するなど、様々な避難行動をとるキャラクターがゲームを面白くしている。実装できるプログラム容量が限られる携帯電話のため、当たり判定ロジックを簡素化するなど、プログラミングに工夫を凝らした点も素晴らしい。また、多くのユーザーレビューをもとに改良を重ね完成させた開発姿勢も評価できる。
作品名 避難
制作者 学校法人新潟総合学院 新潟コンピュータ専門学校
ゲームシステム科3年
中村 吉一
作品ジャンル iアプリ・ゲーム
(NTT DoCoMoの携帯電話FOMA901i以降で動作します)
作品概要 避難は、キャラクターを時間内に出口まで誘導させる、携帯で行うゲームです。
プレイヤーは、崩壊寸前のビルで迫りくるタイムリミットの中、お客様をうまく誘導し迅速に出口まで全員避難させます。携帯ゲームということで、プレイ時間は短く何度でも遊んでいただけるようになっていると思います。お客様の誘導方法は、対応のボタンを押し、声を出して周りのお客様を呼んで出口まで誘導します。お客様の種類も様々でそれぞれ特徴をもっています。
避難させる舞台となるステージは数種類あります。中には、移動する床や設置されているボタンを押すことで開く扉などの仕掛けのあるステージがあります。
開発言語、ツール Java™ 2 SDK Standard Edition Version 1.4.2、Eclipse Platform Version: 2.1.3、
iαppliTool for DoJa-4.1(FOMA)(DoJa-4.1 Emulator) ver.1.11
プログラムソースの規模 約4,000行
構想から
完成までの期間
約3ヶ月
制作者からのコメント
こだわりポイント
・独自のアイデア
携帯のゲームなので、なるべく難しい操作をせずに楽しめるものにしようとしました。実際には「移動」と「呼ぶ」操作が主体の簡単なものになっています。また、マップが広いのでゲームをより簡単にするために数字キーでカメラの映像を見て避難状況を確認したりできます。他にも、移動床やスイッチなど、プレイヤーの操作は「移動」+「呼ぶ」だけで、あまり影響がないような様々な仕掛けを盛り込んであります。操作は簡単でも、楽しめることがポイントです。
苦心した点 今回製作したゲームは、当初企画したものとは、基本的な要素はあまり変わってはいないのですが、製作していく段階で、作成したものをプレイしてもらい、意見を元にまた作り直すというスパイラルな作成方法をしてきました。なので、最終的にできたものは、プレイヤーには良いものとなったのではないかと思います。
ただ、その製作段階で、なにが楽しくて楽しくないのかがよくわからず苦労をしました。結果的に多くの人にプレイしてもらい、意見を聞けたので製作していてとても良い経験ができて良かったです。
応募したきっかけ 学校内でコンテストの告知を受けたので応募しました。
プログラム開発歴 2年半
指導者の有無 学校の先生方
どうやって
勉強したか
学校の授業や、参考書などを参考に開発していきました。
受賞した感想 まさか、入賞するとは思ってもいなかったので正直、驚きました。 今回製作したものは、プログラムやグラフィックなど作成は自分で開発しておりましたが、先生方や生徒の方々にプレイしてもらい、意見や感想などを聴き、それらをもとに改良を繰り返して来たので、私だけの力ではなく、周囲の方々のお力を借りてできたと考えています。 ですので、周囲の方々にはとても感謝をしています。
インタビュー(最終審査会・表彰式) 最終審査会ではトップバッターでしたのでさすがに緊張して、作品紹介の時には喉がガラガラになりました。元々、新潟の地震をきっかけにして、“避難”の重要さをアピールするために開発したプログラムでしたので、受賞を機に多くの人に地震の怖さと、ゲームを通して避難のシミュレーションの大切さを伝えられればいいなと思っています。

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